11/29(tue) 地元で美奈子さんのリサイタル



 リンクもしていつも仲良くしていただいている、デュオ・ヴィガドーの鈴木美奈子さんによるピアノサイタルを聴きました。
 これは市の商工会議所という団体による永年勤続表彰式のアトラクションのような感じで、一般の入場も可というもの。
 息子を連れ立って会場に入ると
 表彰者のための客席が4席10列という縦並び!一般席は後方横側に数席という非常に見難い配置。 で、脇にお偉いさんが机出して座ってます。
 美奈子さんは最初から見えるところにスタンバイして、司会者がプロフィールとか紹介してから舞台正面に登場という講演会スタイル。やりにくそうです!
 司会者が「今日は鈴木美奈子さんをお迎えして、みなさんおなじみの名曲を・・・・」ホントに曲知ってるのかな?僕は知らないけど・・
 1曲目ショパンの《雨だれ》、2曲目「戦場のピアニスト」のテーマになったショパンのノクターン(遺作)。
 スクリャービンとかリストのプログラムもありましたが、ここで連れ来た息子が疲れてきたたので、一旦外に出てロビーで音だけ鑑賞。 ドアに耳をあててもれてくるピアノの音を聴いて楽しんでました。
 椅子に座ってじっとするより、この方が音に集中できるのかな?
 再び会場入りして、最後は僕のお目当て《月光》ソナタ。
 やっぱこの曲良いな。グッときますね。2楽章の真ん中あたり凄く好きなんだけど、時間の都合か2楽章も3楽章もリピートなしでした・・・
 ピアノの状態が悪く、ハンマーがプラスティックみたいな音でちと可愛そう。 フォルテがビンビンいってます。
 きけば調律はしていなかったとか。会場の物々しい雰囲気といい、必ずしもやりやすいとは言いがたい条件の中での美奈子さんの本気の演奏の数々でした。(後日談:コンタクト落として全然見えなかったそうな)
 で、関係者らしき人が堂々とカメラをバシャバシャ撮り過ぎ!アンコールを無理やり遮って司会者が「ピアノは小さなオーケストラと聞いたことがありますが、その言葉通り・・・・」小さなオーケストラって言われてんのはギターでんがな!
 会場には外山(ふくP)さんも来ていて、3人で楽屋訪問。そのままみんなでフルーレによって、僕らは実家で息子をばあさんと遊ばせて帰りました。



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